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~ 段位の正式名称一覧 ~

将棋や珠算などと同じように「段位」がある剣道。
しかも剣道の段位は就職や転職の際、履歴書に書くこともできる立派なアピールポイントです。
ただしその場合に注意しなければならないのは、必ず正式名称で記入するということ。
段位を取得していても正式名称を知らない人が意外といるのです。
またこれから段位を目指す人の中には、「何段より上だと〝すごい〟と思われるのかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、剣道の段位の正式名称と取得の難易度、合格率を紹介します。

全日本剣道連盟 剣道初段

剣道初段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道初段」です。

履歴書に記載する場合には、まず取得日を書き、以下のように所轄・主催も書き添えます。

「◯年◯月◯日 全日本剣道連盟 剣道初段取得

所轄・主催:一般財団法人全日本剣道連盟」



全日本剣道連盟 剣道初段

合格率80〜90%

剣道初段の受審資格は「一級受有者で、満13歳以上の者」。
小学生から剣道を初めて一級まで取得していた場合、中学1年生です。
合格率は80〜90%と高く、部活や道場などでしっかり取り組んでいればそれほど難しくはないとされています。


全日本剣道連盟 剣道二段

剣道二段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道二段」です。

合格率60〜70%

剣道二段の受審資格は「初段受有後1年以上修行した者」。
順調な場合は14歳(中学2年生)です。

合格率は60〜70%。

少し難易度が上がりなりますが、やはり部活などで基本をしっかり練習していれば、取得は難しくないといえます。


全日本剣道連盟 剣道三段
剣道三段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道三段」です。

合格率40〜50%

剣道三段の受審資格は「二段受有後2年以上修行した者」。
順調な場合は16歳(高校1年生)となります。
合格率は40〜50%。半数は落ちるということになります。
しかしまだ部活などできれいな剣道を身につけていれば高校生のうちに合格は可能。
そのため剣道を知っている人が「剣道三段」と聞くと、「高校まで剣道を頑張っていたのだな」とすぐに分かります。


全日本剣道連盟 剣道四段

剣道四段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道四段」です。

合格率30〜45%

剣道四段の受審資格は「三段受有後3年以上修行した者」。
順調な場合は19歳(大学1年生)です。
ここからは難易度が急に上がります。合格できるのは高校卒業後も剣道を続けていて、しかもある程度は強い人。
四段を持っていると「大学まで剣道を頑張ったのだな」という印象になります。
また大人から始めた場合、この四段が最初の壁になることが多いようです。


全日本剣道連盟 剣道五段

剣道五段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道五段」です。

合格率20〜30%

剣道五段の受審資格は「四段受有後4年以上修行した者」。
順調に昇段した場合は23歳となります。
五段は剣道連盟の各地方支部で行われる昇段審査の最高段位。
明確な基準はありませんが、五段以上になると道場長や先生と呼ばれる立場になることもあります。
それだけに審査の難易度はさらに上がります。


全日本剣道連盟 剣道六段

剣道六段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道六段」です。

合格率10〜20%

剣道六段の受審資格は「五段受有後5年以上修行した者」。
順調に昇段した場合は28歳となります。
六段以上は全日本剣道連盟による審査となり、難易度は一気に上昇。
「先生」レベルの人でも10%程度しか合格できない場合もあります。


全日本剣道連盟 剣道七段

剣道七段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道七段」です。

合格率10〜20%

剣道七段の受審資格は「六段受有後6年以上修行した者」。
順調に昇段した場合でも35歳になっています。
七段はアマチュアでは最高峰。実技試験は非常に厳しくなり、強さだけでなく美しさや品格も必要になります。
合格率は非常に低く、10%を切ることも珍しくありません。


全日本剣道連盟 剣道八段

剣道八段の正式名称は「全日本剣道連盟 剣道八段」です。
剣道八段の受審資格は「七段受有後10年以上修行し、満46歳以上の者」。
驚異的難易度の七段を取得して10年以上修行したアマチュア最高峰でも1%未満しか合格できません。
そのため剣道八段は「日本最難関の試験」と言われています。

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